特に重大な合併症がなければ日帰り手術(day surjery)や、1~2泊入院の短期滞在手術
(short stay surjery)も予約制にて行っております。
※写真はいずれも当院での施行例を紹介しています。
■ 鼻の手術
- 内視鏡下鼻内手術( シェーバー装置を使用するポリープ切除術 )
- APC( アルゴンプラズマ凝固装置 )による鼻粘膜焼灼術
硬性内視鏡を用いて左下鼻甲介の粘膜をAPCにて焼灼しています。
炭酸ガスレーザーと違い、多少の鼻水や出血があっても短時間の操作で高い施術効果が得られます。
- 炭酸ガスレーザーによる焼灼術
レーザー焼灼前 | レーザー焼灼後 |
アルゴンプラズマ装置(APC)は、手術施行後の痂皮(かさぶた)が剥がれて効果が出るまでにおよそ4週間ほどかかりますので、花粉症シーズンに於いては痂皮形成が軽度な炭酸ガスレーザーによる治療をお勧めします。
CO2レーザー治療は妊娠中や授乳中でお薬の内服を避けたい方、ペースメーカー埋込み術後の方にも施行可能です。
■ 耳の手術
- 慢性中耳炎に対する鼓膜形成術
フィブリン糊を使用して皮下結合組織(代用鼓膜)にて穿孔をふさぎます。
- 急性中耳炎に対する炭酸ガスレーザーによる鼓膜切開術
鼓膜切開前の右滲出性中耳炎 | 開窓部分に赤く囲まれた 照準をあわせます。 |
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φ1.2㎜の正円窓を0.07秒、 無出血で開けた写真です。 |
無出血で開窓された右鼓膜 |
レーザー鼓膜切開術を行うことで約 14~17日間鼓膜に穴が開いた状態を保てます。また、無出血、無痛で行えること、入院を必要としないことなど、デメリットはほとんどありません。
難治性中耳炎(繰り返す急性中耳炎や治らない滲出性中耳炎、好酸球性中耳炎)の方には特に良い適応と考えますので、そのような方は院長にご相談ください。