設備機器紹介
設備機器/はな アルゴンプラズマ凝固装置(ERBE社 APC300)
アルゴンプラズマ凝固装置   アルゴンプラズマ凝固装置

当院では、これまでにアレルギー性鼻炎に対する外科的治療として、炭酸ガスレーザーによる下鼻甲介粘膜焼灼術を行っていきましたが、ケースによっては複数回数の焼灼術が必要であったり鼻症状が強い場合には効果が不十分であり、満足な効果が得られないケースがあり、今シーズンから新たにアルゴンプラズマ凝固装置(APC)を導入いたしました。APCはプラズマ化されたアルゴンガスに電流を放射することにより下鼻甲介を短時間に均一に焼灼しますので、炭酸ガスレーザーに比べて施術時間が短くてすみ、ほぼ同等の効果が得られます。当院では下鼻甲介の後端部分まで充分処置できるよう、硬性内視鏡を使用して施術しております。鼻内の局所麻酔時間が30分、施術時間は両側で約5分で終了します。

花粉症、アレルギー性鼻炎症状において特に鼻づまりで困る方、内服薬の効果が不十分な方、内服治療を希望されない方などは良い適応です。局所麻酔・手術に協力可能であれば小学生高学年から施術可能です。 心臓ペースメーカーを埋め込まれている方は施行できません。また、重症の不整脈がある方や妊娠中の方は安全性を考えて当院では施行しておりません。

※こちらの機器は予約制です。
  事前にAPCの適応であるか診察が必要ですので、ご希望の方は通常外来を受診して下さい。